C++の案件について
C++はテンプレートやクラス、多重継承や演算子のオーバーロードなどの機能が追加され、C言語と同じ速度でライブラリなども使えるので、色々なコードの書き方ができます。古い言語と言われることもありますが、現在世界でもっとも普及しているプログラミング言語で、今後も一定の需要があるものと見られています。少し難易度が高いですが、マスターすると就職にも有利となります。
汎用性が高くデバッグも容易な言語なので、今なお使用している現場も多く、C++ができるエンジニアの需要も高くなっています。報酬の相場としては、スキルや稼働時間にもよりますが、プログラマの場合月40~60万、システムエンジニアの場合月60~80万円くらいのようです。
C++のスキルがあれば、Windows向けのアプリを開発している企業で多くの需要があります。Windows上で動作するアプリケーションの数は非常に多く、また、Windows自体がC言語とC++で書かれているのでWindowsとの相性もよく、ライブラリを幅広く利用でき、優れたソフトウェアを開発するのに向いています。新規の開発や既存の修正でもC++の需要はあります。
ただ、単にC++のプログラミングができる、というだけでは将来的に収入アップを目指すのは難しく、常に最新のスキルを身に付け、JavaやRubyなども習得することが大事です。C++のスキルをしっかりと身につけていれば、JavaやRubyなどオブジェクト指向型言語にも移行しやすくなります。C++の知識だけにこだわらず、総合的なオブジェクト指向の知識を身につけることです。
C++の特徴と、習得することによる仕事面でのメリットは
C++は、C言語の拡張として開発されたプログラミング言語で、1990年代以降、C最もよく利用される商用プログラミング言語の一つとなっています。 C言語を拡張した形で、クラス、継承などの概念を実装し、C言語と互換性があります。
多くのWindowsアプリ、Windows本体の一部、iPhone/Androidアプリの一部、他にもPlayStation 3、Xbox 360、Wii、ニンテンドーDS、PSPなどの各種ゲーム機用ソフトなど、様々なところで使われています。
手続き型プログラミング、オブジェクト指向プログラミング、ジェネリックプログラミングなどが可能なマルチパラダイムな言語で、C言語との下位互換性がある程度持っているため、C言語で書かれた資産を流用できます。 コンパイル型言語であり、実行速度に気を使った工夫がされていることもあり、高速に動作するプログラムを生成できます。
C++のスキルが求められる求人・案件
C++は、難易度の高い言語といわれますが、現在もC++はWindowsのアプリケーション開発など、さまざまな業界で用いられています。 最近はゲームや生産性ソフトウェアの開発などの案件でも需要が伸び、C/C++が使えるエンジニアやプログラマーの求人案件も多くあります。
プレイステーションやWiiなどのゲームや、パソコンのゲーム、ネット上でできるオンラインゲーム、スマホなどで遊べる携帯ゲームの開発など、ゲーム開発では広くC++が使われています。
また、炊飯器やエアコンなどの家電製品や携帯電話、デジカメなど、機械の中に組み込むプログラムを開発する仕事でも、C++は使われます。 他にも、パソコンにインストールして使うソフトや、Unix・LinuxやWindowsなど複数のコンピューターを使ってシステムを構築する仕事でも使われるなど、幅広く使用されています。
C++での業務経験を積めば、プログラマーとしての選択肢がかなり広がることになります。 特に、クオリティの高さを求めるゲーム関連の案件ではC++が使われている現場も多いことから、今後もニーズが減ることはないでしょう。