システムエンジニア(SE)の案件について
IT業界はシステムエンジニア(SE)が不足しているので、高度な知識やスキルを持ったSEを求めるところは数多くあります。仕事先は、クライアントのシステム開発に携わるSEの他、自社のシステム運用を担当する社内SEなど、様々です。
報酬としては、スキルや経験、勤務先によって異なりますが、年収にして450万~550万円くらいです。ITコンサルタントにステップアップすることで年収アップも可能となります。スマートフォンの普及に伴い、新規の開発プロジェクトに携わる企業も増え、WindowsやLinuxのほか、iOS、Androidなどの新しいプラットフォーム市場が旧成長しています。このため、汎用機やオフコンが中心だった時代と比べても、SEの活躍の場はさらに広がろうとしています。
SEは、システムについての幅広い知識が必要で、ネットワークの知識のほか、関連ソフトウェアの習得も必要となります。また、ニーズの把握、コンピュータの知識を持たないクライアントに対する指導など、プログラミング能力以外にコミュニケーション能力も大事となります。
以前は中途採用が中心でしたが、SEの人で不足に伴い、新卒や第二新卒での募集も増え、SE未経験の人でも就職しやすくなっています。中堅レベルのSEの空きポジションも増え、これ以外にも、セキュリティエンジニアやERP系コンサルタント、スマホ・WEB系エンジニア等のスペシャリストを目指す人も増えています。
SEとプログラマの仕事の違いと、SEに必須となるものは?
SE(システムエンジニア)は、システムの設計・開発・テストを手がける人で、プログラマとの違いは、企業やプロジェクトによって多少異なりますが、一般的に、開発フェーズのなかで上流工程の部分を担うことになります。
仕事の発注先と、システムを通じて何を実現するのか、などの要求分析・要件定義について打ち合わせ祖行い、システム全体図が記された仕様書の作成、システムの基本設計、どんな機能を持たせるか、などの詳細設計を行ないます。
予算や人員、進捗管理などのマネジメント業務も大切な仕事となります。 企業やプロジェクトによっては、実際にプログラミングを行なう場合もあります。 プログラミングが完了し、システムが形となった後、設計通りの動作をするか、テストする工程もSEの担当です。
問題があれば修正し、場合によっては発注先から出た希望をさらに反映させて、納品、リリースという流れになりますが、リリース後のアフターケアも重要な仕事となります。 プログラマ同様、技術的能力が必要ですが、これ以外、要求分析や要件定義の工程で発注先のニーズを的確に把握し、問題の解決策を分かりやすく説明し、チームをまとめるのにコミュニケーション能力が必須となります。
SEの求人・仕事・案件、求められるスキルは
SEは、プログラミングの前段階の設計を担当するので、プログラミングの基礎知識は持っておかなければいけません。 納期を守るため、スケジュール管理を行い、各部門の工程を管理するマネジメント能力も必要となります。
市場のニーズは日々変化するので、新しい技術に興味があり、顧客の役に立つよう、努力し続けられる前向きな姿勢も大事です。 プログラミングだけではなく、企画・設計など上流の工程にも関わりたいと考えている人に向いています。
IT業界は、まだまだSEが不足しているので、高度な知識やスキルを持つSEの求人は今後さらに増えるものと見られています。 何かの一部や部品ではなく、システム全体を設計、開発したい、というSEを求める企業も増えています。