SAStrutsの案件について
Strutsは、入力チェックなど用意された処理を利用し、コーディングが容易になり、また決められた構造でのコーディングで構造がシンプルにできるなどのメリットがあります。
ただ、設定 ファイルへ記述する情報が非常に多くなり、設定ファイルのメンテナンス管理作業が増えるというデメリットもありました。
これ以外にも、プログラム修正の反映にはサーブレットコンテナを再起動する必要があり、修正の確認に手間がかかりました。
SAStrusは、Strutsの優れた基本機能を受け継ぎながら、Strutsの不便な部分を補った開発フレームワークとして登場したものです。
SAStrutsを活用することで、設定ファイルを書く必要がなく、スクリプト言語同様、ファイルを保存すれば、即座に内容をアプリケーションサーバの再起動なしで認識できます。
これにより、スクリプト言語のようなさくさく開発が可能となり、EclipseなどのIDEによるコードの自動補完などで、さらに生産性が高まります。
SAStrutsでアプリケーションを開発する際は、アクションクラスの配置と命名を規定と合わせる事で、設定ファイルを記述する必要がなくなります。
また、アノテーション活用の際、アノテーションでフォームクラスを定義する事ができ、画面からのアクションクラスのメソッド呼び出しができます。
とても生産性の高いフレームワークであり、広く使われ、今後もさらに活用の場が広がるようです。