社員とフリーでの違いについて
535ページビュー2コメント私の友人がフリーでSEをしていまして、社員で働いてるSEの方の3倍以上のお金を稼いでおりますもちろん残業もしているようですが。
そこで質問なんですが、3倍のお金を払ってフリーの人を雇うメリットはあるのでしょうか?もちろん人が足りない事もあるでしょうし、フリーで仕事をしている人はいざとなった時の補償もないことも分かっています。
ですが払うお金が3倍以上となれば、社員にしてしまった方が社会保険等をさっぴいたとしてもお得だと思うのですが。
それと社員の方にとってフリーの方と仕事をすることに何か違和感があったりするのでしょうか?
フリーで活動をする事と社員を目指すこと、どちらが良いのか教えてください。
- ベストアンサー!13日金曜日のJSONフロントエンドエンジニア
いくつかパターンが考えられます。ただ、3倍は珍しい報酬差だとは思います。
◆クライアントは利益が出ている事業を持っている
例えば月の売上3000万、粗利1500万、営業利益300万という事業を持っていたとします。
Webサービスの場合収益化に時間が掛かりますが、収益化に成功したものは更にサービスを強化していくことで更に収益を上げられるようになります。
「今はまだ300万の利益だけど、彼に手伝ってもらうことで600万にするのが5ヶ月早まる。」というのであれば、決して悪くないシステム投資です。
目先を考えると1人で2倍となると小さな額とは言えませんが、将来その事業が大成功した後を考えると微々たる金額です。既に軌道に乗っているか、資金潤沢な会社がよく取る手段です。
乱暴な言い方ですが、サービス強化が早まるのであれば手段を問わないパターンです。ちなみに正社員はもろもろの諸経費を組み込んで給料の1.3倍〜1.5倍ぐらいがコストとして発生しています。相談者様のケースの場合、クライアントから見ると約2倍の人材ということになります。
例: 30万の正社員は月45万無いくらい。30万の3倍にあたる90万は実質2倍
フリーランスの方は3倍ももらえてると自負があるため、本人は正社員転換するメリットが弱いですね。クライアントご指名の本人が正社員を拒否したら、本人の望む業務委託契約にせざるを得ないでしょう。
◆受託開発案件を回している
これにもいくつかパターンがありますが、代表的なものを2つ挙げます。
⑴ 人工コストをすでに見積もっている(注文書を受領済み)
もらえることは確定しているので、リスクなしで人材を投入できるパターンです。
⑵ プロジェクトが遅延気味
納品を遅延させることはクライアントとの信用問題に関わります。とにかく納品するためにマンパワーを供給したい。
次回失注するくらいなら多少高単価の人材でもアサインさせてしまいたいパターンです。フリーランスの方に声がかかるころにはトラブルに突入しているパターンも少なく無いと思います。
その手の案件は、フリーランス時代の仲間と「炎上案件」の「火消し要員」みたいな表現をして酒のつまみにしています。自社プロパーだけじゃどうしようもないレベルになってしまったケースです。
誰もやりたがらないから単価が高いパターンですね。◆単発案件要員
プロジェクトが終わったらその人の仕事がなくなるパターンです。教育不要、社風無視でok、超即戦力というのはクライアントからみて魅力です。
「お金を払って求人媒体にだし、媒体からインタビューを受け、ようやく採用したら年収の35%を払い、人事部や管理部にもろもろ処理してもらったあげくに、6ヶ月でプロジェクトが終わってしまった。会社都合の解雇をする訳にもいかないし…」
極端ですが、こうなってくると単価2倍のフリーランサーのほうが安上がりになります。
◆現場的なメリット
外注費で付けられることです。会社として通期の人件費計画を挙げているなか、正社員採用となると上述の求人媒体〜の煩わしいプロセスを経る必要があります。
しかしフリーであれば、現場の責任者が抑えている予算から「外注費」として計上できます。年金手帳やら交通費申請やらも不要になり、事務手続きの量もグッと減ります。
いわゆる助っ人外国人であれば、現場も人事部も本人も、フリーでの契約をしたほうがWINWINですね。
ただし相談者様も仰っているように人材不足のためクライアントに選択権はあまり無い状態です。見つけた良い人材が望む契約方法を取らざるを得ない、というのが年々増えてきています。
◆社員orフリー
フリーは独立というセンセーショナルな感情を抱きやすいですが、その働き方は目指すものではないと思います。
正味な話、金額は高いです。手間暇かければ節税もできて、手取りはグッと引き上がります。その高い金額を目指すのであれば、フリーは合理的な手段の1つです。今よりもリッチな暮らしをしたい、起業資金を早く貯めたい、飽きたら現場を切り替えたいなど、様々な動機があると思いますが、理由がなんであれフリーランスという働き方にメリットがあるならば目指すものにして良いかなと個人的に思います。
◆フリーランスと一緒に働く社員の感覚
そんなに変わらないですね。
会社の中長期戦略に対して温度差はあります。お互いに「2,3年後は居なくなってるんだろうな」と感じるところがあるからか、会社の未来を語り合うことは、社員同士と比べてないように思います。
まあその社員も3,4年後には居なくなってることの方が多いので大差ないんですが、何に重きを置いて仕事をしているかの気持ち的な温度差はありますね。
未来を語り合った仲間同士で起業するケースは少なくないので、起業を視野に入れるのであれば社員として熱く語り合って仲間作りを頑張る、というのも1つの手段です。 - カナブンプログラマー
社員の人は助けてもらっているので違和感はないと思いますよ。同じ社員で3倍だったら不満もあるでしょうが、単発のお仕事で3倍だったらお得だと思います。