自社パッケージソフト開発会社は安定している?
2,739ページビュー7コメント先日、同じ業界で自社パッケージのソフト開発を手掛ける会社で働いている友人と飲む機会がありました。そこで友人は自社サービスは将来が見えなくてつらい、転職したい、と言ったことを漏らしました。私は特定派遣という形で転々と現場を移動する日々なので、自社サービスがある会社はすごく安定している、と勝手に思っていました。それは違うのでしょうか?自社サービスがある会社で働いている、働いていたという方は是非、回答をよろしくお願いいたします。j
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私も自社サービスを提供している会社で働いていました。Sier半分、自社サービス半分で運営している会社です。詳細は控えますが、BtoBのクラウドサービスで、ひとり月額400円程度の料金体系でした。営業15名、マーケティング3名、開発15名ほどで提供していましたが、私は精神的に辛くて辞めてしまいました…
何故かと言うと、3年以上赤字が続いたからです。私はエンジニアでしたので数字の面は気にしなくていい…そう思っていましたが、事業規模が小さいせいか、常に数字を意識していました。少ないコストで品質の高いシステムを提供し続けるには、強い信念と、必ず儲かると信じ続ける必要があります。残念ながら私は耐えられず、今ではSierでエンジニアを続けています。
私の場合、月額で稼ぐストック型のビジネスでしたが、一度にある程度売上げが発生するパッケージ等とはまた違うのかもしれません。ストック型のビジネスである程度利益のでている状態であれば、安定した仕事ができるのではと思います。
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- ゆうとプログラマー
自社サービスがある会社はそのサービスの規模、サービスの種類によって安定しているかそうでないかは変わってくると思います。
仮にですが、ひとつの自社サービスしかない会社があったとしたら、もしそのサービスに何か問題が発生し、その問題のせいで、その自社サービスの信用が失われたり、時代の変化についていけずに、自社サービスの需要がなくなったとしたら、その会社は間違いなく潰れてしまうでしょう。
kyonさんの友人の方はそのことをよく理解しており、日々危機感を感じているのだと思います。
そのような場合は転職するなどまだまだ生きていく道はありますし、エンジニアの需要は増大しているので、その会社だけが全てではないことを友人に話してみてはいかがでしょうか?
出来ることなら終身雇用でひとつの会社で長く働き続けたいと考えている人は多いと思いますが、今はそのような時代でもないですし、どんどん仕事を変えていくという道もあると思います。
- sackhamシステムエンジニア(SE)
自社サービスのある会社が安定しているとは限りません。
そのサービスが、非常に重要があり、これからも伸びて行くのであれば、良いのかもしれないですが、
売上がずっと横ばいだったり、もしくは少しずつ減ってきているのであれば、尚更かと思います。今の時代、一時は人気が出ても、すぐに廃れる物やサービスが多いです。
例えばmixiはSNSの先駆者ともいうべき存在だったと思いますが、
今となってはFacebook、InstagramやTwitterなどに負けています。それと同じで、自社サービスも、いつ他社のサービスに取って代わられるか不安と考える
あなたの友人の気持ちもご察しします。それ以外にも、その業界が不振でお客様の購買意欲が落ちるということもあります。
私は前職で、電力業界向けの自社サービスを提供しておりました。
他の会社には真似することができない技術を使ったシステムであったため、
他社に取って代わられることはありませんでした。しかし、原子力発電所の問題で、業界自体にお金がなく、会社の売り上げも落ちて行きました。
他の業界に向けたサービスは持ち合わせてなく、
結果、会社の規模は縮小してしまいました。自社サービスの会社だから、派遣の会社だから、ソフトウェアハウスだからといったことは
関係なく、会社として、しっかりとしたビジョンを持っているかどうかが重要かと思います。 - 本郷洋ITコンサルタント
自社パッケージ製品や自社サービスを持っている企業でも、安定しているか否かは、それぞれの企業によって異なります。
例えば私が知っている企業は、Eコマース企業向けにプラットフォームを開発してライセンス契約で販売していますが、1社あたりの単価が数十万円となっており、顧客数を数百社規模にまで拡大して業績を安定させています。この会社では随時、顧客用にソフトのカスタマイズを実施したり、サポート契約も交わしていますので、一度ライセンス契約で販売すると、その後数年間は固定客となっています。
また、私が知っている別の会社では、携帯電話向けに自社開発の占いソフトを大手キャリアや携帯電話製造会社にライセンス契約で販売して高い収益を誇っていましたが、いまでは飽きられてしまい売上高が減少して、赤字決算に転落しています。ソーシャルゲームを開発して販売している会社の多くは、常に業績が不安定のように見えます。
私の印象では、企業のビジネスのプラットフォームに関する自社製品を開発して、しかも多くの顧客から受け入れられている企業は安定経営を実現していると思います。そして、逆に一時期の流行を追いかけて自社製品を開発している企業は、流行が廃れてしまえば、会社の業績も悪化してしまうのだと思います。見極めるべき点は、この点だと思います。 - ポンタプログラマー
個人的に自社パッケージと自社サービスは違うような気がしますが、自社パッケージが安定しているイメージはテレビで勘定奉行とか弥生家計のCMを見ているので、それが影響しているだけかもしれません。
特定派遣と比べるとパッケージの会社のほうが安定していると思いますが、会社の規模やkyonさんのスキルによります。kyonさんが生活に不安を抱えているのであれば、転職されてみてはいかがでしょうか。
私は自社サービスの会社で働いていた経験がありますが、ユーザー数が伸び悩んで、受託開発の会社に切り替わりました。自社サービスは競合会社が現れると価格競争になりますので、それまでにどれだけのユーザーを獲得できるかが勝負なんです。初期投資として営業や広告にお金がかかりますので、個人的にはハイリスクで、安定はしてないと思います。
あまり仕事に面白みは感じられませんが、お金の面で一番安定しているのは
受託開発の会社になるのかもしれません。 - スパノバネットワークエンジニア
私がいた会社の場合の話ですので、安定しているかしていないかの答えをだすものではなく、経験談として回答します。
自社パッケージを持っていても、安定するかどうかは
・売れているか
・サポート部門がしっかりしているか
の2点で大きく異なると思います。私が勤めていた会社では、自社開発のログ収集ソフトを販売していました。
この会社は安定していませんでした。理由は売れていなかったからです。
ログ収集のソフトなんて競合もありましたし、フリーのツールでも同じことはできてしまいます。
この会社の製品は確かに競合よりも機能が豊富で、フリーのツールでは手の届かない、かゆいところにも手が届くような製品ではありましたが、価格が非常に高かったです。イニシャルもランニングも競合の倍くらいの価格でした。また、ログ収集は主にシステムセキュリティの向上や、システム監視のために行うものですが、生産性を生まない製品の特性上、営業先の情報システム部門の担当者にはウケが良かったものの決裁権をもつ上層部の理解を得られず売れないということが多かったです。
そして、会社の社風が悪く、ベテラン社員がどんどん辞めて行ってしまったので開発に携わった人がいなくなり、バグが出たり新機能をつけようとしても対応できる人がおらず、既存顧客へのサポートも悪く保守を切られることもしょっちゅうでした。
私のいた会社ではこのような感じでしたが、もちろん自社パッケージで成功している会社はたくさんあると思います。
- 13日金曜日のJSONフロントエンドエンジニア
規模次第ですが自社パッケージは基本的にハイリスクハイリターンですね。
失敗したサービスは陽の目を浴びず、kyon様や世間が知らないだけなのです。なのでkyon様がそういうイメージを持っているのは「自社サービスで『成功している会社は』すごく安定している」ということだと思います。
誰にも知られぬまま生まれて、そのまま閉鎖されていくサービスは、悲しいですがよくあることです。例えば5名チームの場合。
人件費や会社負担のコストもろもろで平均60万だとして月300万掛かるとします。
製品完成まで6ヶ月掛かるとします。1800万くらい赤字の純投資になります。製品が完成したら売り子となる営業マンが必要になります。
ハングリー精神旺盛のベンチャー企業の場合は製品完成後に事業責任者が販促活動を行うことも。
販売代理店・営業代理店を使う場合は別途費用が発生してきます。ITの場合、クラウド製品か売り切りソフトかで結構違ってきます。
クラウド製品の場合、多くの場合で薄利多売です。よくみるのは月額数百円~数万円ですね。
Web系の会社の多くはそういった製品が非常に多いように思えます。
※もちろん例外もあり、年間数百万~数千万というクラウドサービスもあります。月300万を支えるとなると、とんでもない数の課金ユーザーが必要になります。
ただし支えることができる(すなわちサービスの成功をした)場合…
あとは寝てても収益が立つので非常に高収益体質のサービスを生み出せたことになります。ただし非常に狭き門です。それっぽく軌道に乗ったようにみえるサービスはいっぱいあります。
でもそれだけじゃ事業的に安定しているとは言えないというサービスだらけです。その事業に参加しているメンバー達は
もちろん自信を持って生み出したサービスかもしれませんが、成功するまでは非常に不安を抱えているものです。
友人はまさにそんな状況なのかもしれません。