COBOLはまだまだ生き残る技術なのか

コースケプログラマー

今でもCOBOLの案件は豊富にありますしCOBOLで動いてる現役のシステムもたくさんあります。若い人はCOBOLなんて言語を学ぼうとしないので、COBOL開発の技術をもつ熟練エンジニアの需要は今後もなくならないでしょう。ただしCOBOLからJavaへの言語変換サービスもありますので、若手が挑戦するにはリスクが高すぎます。kyonさんはCOBOLなんて勉強せずにJavaを極めたほうがいいです。

ちなみに上司の方の年齢が不明なのですが何歳ぐらいの方なんです？若い人がCOBOLしか知らないというのは問題がありますが、年を取っていればJavaを学ぶよりもCOBOLの現場のほうが稼ぐことが出来ます。定年近いのにわざわざjavaを覚える必要はないと思いますし、そもそもその年で新しい言語に挑戦しても若い人にはまず勝てません。COBOLをずっとやるべきです。

プログラマ1年のあなたがCOBOLで飯が食えるか気にすることはありません。向上心を持って新しい技術を学ばないと将来は暗いです。お互い頑張りましょう。

イワタシステムエンジニア（SE）

ＣＯＢＯＬは元々は汎用機系コンピュータと称されることが多い大型コンピュータやオフコン（オフィスコンピュータ）にて、よく使われていた言語で、今ではＣＯＢＯＬと聞くと古い言語と思われるのが一般的ですが、ところが実は今でも企業よってはＣＯＢＯＬで動いているシステムが、まだまだたくさん残っています。
もちろんハードの都合上、例えば部品供給やサポートが打ち切られてしまって、あなたが仰るようにＪａｖａで動く新しいシステムへと移行されるケースも多々あります。ですが、すべての企業がそのようにするかと言うと、そういうわけでもありません。Ｊａｖａなどの最新技術を使用した新しいシステムに変えたいのはやまやまでも、ＣＯＢＯＬで動いていたシステムを単純にＪａｖａで動くシステムに変更することなどできませんから、一から開発し直すことになり、それには莫大な費用がかかりますので簡単にできるものではありません。それに今までＣＯＢＯＬで築いてきたレガシー（遺産、先人が作った遺物）を簡単に捨てたり無駄にしたりするようなことはしたくないという思いを持って、可能な限りそれを活かせられないかと思う企業も少なくありません。
実は今ではＣＯＢＯＬは、昔ながらの汎用機系コンピュータ用の言語だけでなく、ＷｉｎｄｏｗｓやＵＮＩＸで動く言語としても存在しています。例えば日立製作所が開発した「ＣＯＢＯＬ２００２」という製品です。これにはＷｉｎｄｏｗｓ版、Ｌｉｎｕｘ版、ＵＮＩＸ版があります。
私は実際にある企業の、それまでのオフコン上でＣＯＢＯＬ言語で稼働していた基幹システムを、ＵＮＩＸ上で「ＣＯＢＯＬ２００２」の前のバージョンである「ＣＯＢＯＬ８５」で動くシステムへと再構築するプロジェクトに参画した経験がありますが、その際はＣＯＢＯＬ言語を使えなければ話になりませんでした。
ＪａｖａやＰＨＰなど、最新のＷＥＢ技術が巷ではよく紹介されて目立っていますし、現実的にそれらに対するニーズの方がＣＯＢＯＬよりもはるかに多いでしょう。しかしながらＣＯＢＯＬも昔ほどではないにしろ完全に廃れているわけではありません。Ｗｉｎｄｏｗｓに代表されるオープン系システムが台頭し始めた頃、数年以内にＣＯＢＯＬはなくなるなどと、よく言われていましたが、減少してはいるものの今でもＣＯＢＯＬは生き残っています。前述したようにＣＯＢＯＬで新たに再構築するという開発例もあったりします。
しかしながら、その需要はやはり今後も減少していくのではないかと思いますし、いつかはなくなるのではないかと思います。（Ｊａｖａのような無料で使えるものではありませんし。）よってＣＯＢＯＬだけで食べて行けるかと言うと、それはますます厳しくなると思います。
とはいえ少なからずまだ需要はありますので、ＣＯＢＯＬを知っていて損をすることはありません。Ｊａｖａが修得できたのであれば、ＣＯＢＯＬを修得することは難しくないと思いますので、向上心というか新しい技術を学ぼうとしない姿勢を持つ先輩のことなど放っておいて機会があれば是非挑戦してみて下さい。