異なるプラットフォームで同じ仕様のものを動かすことができるクロスプラットフォーム開発。フリーランスとして活動しているシステムエンジニアなら、最近のトレンドでもあり、効率的に開発ができるクロスプラットフォーム開発環境に対して魅力を感じているかと思います。
またC#、C++を得意としているエンジニアにとっては案件の幅が広がるため、ぜひ使ってみたいと考えている方も多いでしょう。
今回はクロスプラットフォーム開発ツールを選ぶメリットや、スピーディな開発が可能なツールを6つご紹介します。
クロスプラットフォームとは?
まず、クロスプラットフォームとはどういうものか、そしてどのようなメリットがあるのかについて基本をおさらいしておきましょう。
通常、例えばWindowsとMacのように異なるOS(あるいは機械)上で動くプログラム開発には、それぞれに対応したツールで個別に開発をおこなう必要があります。近年多くのアプリがリリースされているスマートフォンアプリでも同様、iOS とAndroidそれぞれに対応した開発を必要としています。
しかし、最近になり1つのツールで双方に対応したアプリを同時に開発できるクロスプラットフォーム開発ツールがリリースされ注目を集めています。
このクロスプラットフォーム開発ツールを使えば、どちらのプラットフォームでも同じ処理をおこなう部分は共有し、異なる処理をおこなう部分はそれぞれの仕様に応じてカスタマイズすることができます。これによって、開発にかかる時間を大幅に削減することが可能になりました。
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クロスプラットフォーム開発のメリット
クロスプラットフォーム開発を利用する大きなメリットは、言語統一ができる点です。通常であればiOS向けにSwift、Android OS向けにJavaやKotlin、Windows向けにはC#など、異なる言語で開発する必要があります。開発言語を統一することでコードの共通化が可能になり、開発工数やコストを大幅に削減できます。
特にアプリの場合、開発した後もバグ修正や機能追加など保守が必要になるため、クロスプラットフォーム環境での開発は運用人員およびコスト削減にも大きく貢献します。
また、個別に言語を習得する必要がなくなるため、使い慣れた言語で開発できるためエンジニアを確保しやすい点もメリットです。今までSwiftで開発できるエンジニアが少なかった開発会社でも、クロスプラットフォーム開発環境であればC#など別の言語でiOSアプリが開発できます。
クロスプラットフォーム開発のデメリット
クロスプラットフォーム開発のデメリットとしては、iOSやAndroid OSに依存する機能を実装する場合は、個別に機能実装する必要があるという点です。
また、凝った機能や細やかなグラフィックなどは、ネイティブ開発のほうが強いといわれています。
メリットとデメリットの両方があるため一概にクロスプラットフォームがおすすめというわけではありません。自分が開発可能な言語や案件の状況などに応じて選択するとよいでしょう。
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特に人気があるクロスプラットフォーム「Unity」
Unityは2005年にUnity Technologies社により開発された開発環境です。ゲーム用途として高い知名度をもちますが、現在はアプリ開発の現場でも人気が高まっています。統合開発環境(IDE)をもち、独自のレンダリングエンジンを備えた独自レンダラ型と呼ばれるタイプです。
特徴は、GUIツールが用意されており開発が容易である点です。専門知識がなくても簡単なゲームであれば短時間で作成でき、高度な機能はC#やJavaScriptで開発を行います。加えてエディター拡張機能、プラグイン、モデルデータなどのアイテムが充実しているアセットストアが有料もしくは無料で提供されているため、効率的な開発が可能です。
ARでは、AR Foundationという拡張現実(AR)開発専用のフレームワークが提供されており、スマホARアプリが開発しやすい環境といえるでしょう。AR/VRコンテンツではUnityが60%超のシェアを誇り、強みがある分野でもあります。
クロスプラットフォーム開発ツール6個
では、スマートフォン向けアプリ開発を例に挙げ、iOS とAndroid向けのアプリを同時に開発できるクロスプラットフォーム開発ツールをいくつかピックアップし、それぞれの特徴をご紹介しましょう。
1. Monaca
使い慣れたVisual Studioでクロスプラットフォーム開発をおこなえるのがMonacaです。もちろんクラウドビルド可能となっています。
面倒な開発環境のセットアップなしで利用でき、開発スキル習得に関する多くの講座が開講されているため初心者でもとっつきやすいツールであるといえるでしょう。
2. Xamarin
Xamarinは、C#で記述し.Net環境でクロスプラットフォーム開発がおこなえるツールです。OSに依存するインターフェイスやデバイスなどの処理についてはソースを分け、ロジックについては共通化するという特徴があります。
ただし、英語版しかないため英語が苦手な方は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
3. cordova
Cordovaは、以前はPhoneGapと呼ばれていた比較的歴史の長い開発ツールです。オフィシャルツールとしてCordova CLIが提供されており、これを利用するとコマンドラインツールでPC上でのシミュレートからビルドまでおこなうことができます。
JavaScriptやHTMLといったウェブ開発の技術でモバイルアプリを開発できる点も特徴です。
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4. Cocos2d-x
中国企業のChukong Technologiesによって開発されたクロスプラットフォーム開発ツールがこのCocos2d-xです。2Dゲーム開発用として非常に優れた特徴を持っており、全ての機能を無料で使える点や軽量で快速であることなどから多くのユーザーがCocos2d-xを使ってゲームアプリを開発しています。
5. TitanumMobile
TitanumMobileは米 Appcelerator 社が提供している開発ツールです。JavaScript で開発をおこなうことが可能であり、オープンソースソフトウェアであるため商用・非商用を問わずに無料で利用できる点も特徴となっています。
6. Visual Studio
Visual Studioはマイクロソフトが提供する開発ツールです。基本的にWindows上で動作するプログラムを開発するツールですが、Xamarin やCordovaの拡張機能を実装することによりC#やHTML5でネイティブアプリを開発することができます。
クロスプラットフォームはこれからも必要とされる
クロスプラットフォーム開発ツールはさまざまなプログラミング言語に対応したものが次々とリリースされ、開発環境も充実してきました。ネイティブアプリ開発者にとって、クロスプラットフォーム開発ツールはなくてはならないものといえるでしょう。
より効率的に、よりスピーディに開発がおこなえる自分好みのツールを見つけ出し、良質なアプリを世に送り出したいものですね。
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