フリーランスを志す人は増加傾向にあり、さまざまなサービスや便利な環境が整いつつあります。しかし、フリーランスの特性を理解していないと失敗を重ねることになり、1年目で挫折することもあり得るでしょう。
フリーランス人口はここ数年で増え続けている
上記はランサーズ株式会社が発表した、フリーランス実態調査2018年のデータです。市場規模は8兆円近くになり、その規模はどんどん拡大しています。
しかし、フリーランスとして独立しても全員が成功するわけではなく、中には失敗して会社員に戻るという人もいます。
そこで今回は、フリーランスとして成功するための必要ノウハウと具体的な失敗例を紹介しますので、参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアにおすすめの高単価案件ランキング
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フリーランスは1年目での失敗例が大半
フリーランスは非常に魅力溢れる仕事スタイルです。しかし、会社員と違ってすべての責任が本人に降りかかるため、失敗が続けば生活が困窮する可能性もあるでしょう。
特に1年目は分からない・知らないことばかりなので、いくつもの失敗を重ねてしまうケースが多いです。そのため、これからフリーランスを目指す人は以下の項目から失敗する人の特徴を確認しておきましょう。
フリーランスの失敗体験談
【体験談】(33歳/男性/フリーデザイナー)
フリーランスになったのは30になってからでしたが、最初の1年目は本当ににつらい時期でした。それなりにキャリアはあったので、何とかやっていけるだろうと高をくくっていたのが失敗でしたね。
仕事を上手く回せなくて失敗の連続でした。原因は、間違いなく失敗に対するリカバリーを考えていなかったことだと思います。フリーランスとして失敗することにどれだけのリスクがあるのか想像もしていませんでした。これからフリーになる人は、どんな失敗が起こりうるか考える時間を作っておくといいですよ!
【体験談】(38歳/男性/フリーエンジニア)
1年目に苦労したのは、やはり案件の獲得です。仕事をもらうのがこんなに大変なんだとは知りませんでした。2年目以降はエージェントを使うことで解決できましたが、やはりフリーランスは案件の獲得が肝なんだと学びました。
こんな人は危険!失敗するフリーランスの特徴10つ
失敗しやすいフリーランスには共通する特徴があります。自分がその特徴に当てはまっているかどうか、以下でチェックしてみましょう。
失敗する可能性の高いままフリーランスになってしまうと、将来後悔することになるかもしれません。事前に失敗するリスクを想定して避けることこそ、フリーランスに求められる重要な資質のひとつであることを覚えておいてください。
1.フリーランスは自由で楽な仕事だと誤認している
フリーランスに対するイメージが「自由で楽」という人は大体失敗します。フリーランスは自由なのではなく、自由度が高い働き方です。フリーランスの毎日は決して楽ではなく、責任や納期、クライアントとの人間関係など、会社員以上にさまざまな困難と向き合う必要のある働き方です。
軽い気持ちで挑戦しようとしていた人は、まずフリーランスに対する認識を改めて考えなおしてください。
2.効率の良い仕事ができていない
フリーランスは仕事をする時間を自分の手で作らなければなりません。そのため、効率の良い仕事ができないと時間に追われてしまい、満足のいくクオリティを実現できなくなるでしょう。
特に、慣れない経理の作業や確定申告といった雑務はフリーランスとしての本業を圧迫する原因となります。会計ソフトやオンラインの秘書サービスを利用するなどの対策を行い、仕事の効率を下げない工夫をしましょう。
3.頼みを断れずに仕事を引き受けすぎてしまう
仕事の依頼が多いことはフリーランスにとってはありがたいです。しかし、引き受けすぎると自身の許容量を超えて心身ともに疲弊するリスクが高まります。仕事を断れない、それも実は失敗しやすいフリーランスの特徴なのです。
フリーランスにとって、休息も大事な仕事のひとつです。どんなときでも体が資本なので、無理のない範囲で仕事を引き受けるようにしましょう。
4.現状に甘んじて成長することを止めた人
フリーランスは常に成長が求められる働き方です。現状に甘んじて何もしなければあなたのスキルは廃れ、仕事の役に立たないものとなってしまいます。
継続して収入を得ていくためにも、フリーランスは自分で意識して自身の成長を目指していかなければなりません。新しいスキルを自主的に学んだり、同じフリーで働く人から最新の知識を得たりしましょう。
高単価案件をお探しのフリーランスの方は「エージェント」を使うのがおすすめ
「毎月安定した収入が欲しい」と思っていても、なかなか高単価の案件と出会えないと悩むフリーランスの方は多いです。
そんな時は「エージェントサービス(無料)」を活用しましょう。簡単な面談をするだけで、あなたの希望に合った案件をどこより多くご提案いたします。
ぜひ活用してみましょう。
5.知人価格で仕事を引き受けてしまう
仕事には適性価格があります。しかし、ときには知人価格で無理をいわれたり、足元を見られて安価な仕事を押しつけられたりすることがあるかもしれません。
そんなときに毅然とした態度で断れなければ、いつまでも仕事の単価を上げることはできないでしょう。安い単価に見合わない負担の大きな仕事を引き受け続けていると、ただの都合のいいフリーランスになってしまいますよ。
関連記事:フリーランスが案件を選ぶ時にチェックしたい5つのポイント
6.プロ意識が欠落している
フリーランスは自宅や個室で仕事を行えるため、上司や同僚など、誰の目にも触れないまま作業をするケースが多いです。そのため、"ちょっとくらい"と仕事の手を抜いて、自らクオリティを下げるプロ意識の低い人も珍しくありません。
当然、低レベルの仕事をすればクライアントからの評価は下がります。一度下がった評価や信頼を取り戻すのは簡単ではありません。仕事を依頼されなくなることも十分に考えられるでしょう。フリーとして働くのであればプロ意識を持ち続けることを忘れないでください。
7.スキルや知識のレベルが低い
単純に、仕事や知識のレベルが低いフリーランスは失敗します。スキルや知識がない人に仕事を発注したいクライアントはいません。
自身でスキルや知識不足を理解しているのであれば、まずは勉強して自分の能力を高めることに集中してください。フリーランスになると、会社員時代の時みたいに仕事を教えて教育してくれる先輩などはほとんどいませんよ。
8.いくらの仕事を引き受けていくら抜かれたのかを気にしていない
エージェントなどを利用していると、報酬から手数料が引かれていることがあります。中には、多額な手数料を抜く悪質な業者もいます。そのため、いくらの単価の仕事を引き受けて実際にいくら報酬として支払われたのか、その金額の差を把握できていないと少しずつ生活を圧迫することになりかねません。
いい加減な金銭管理を行っていると、仕事に見合わない労働が多くなります。フリーランスならではの手数料を理解して、仕事ごとの報酬はしっかり確認するようにしましょう。
9.コミュニケーションを遮断
コミュニケーション不足はフリーランスとクライアント同士の信頼に関わる重要な問題です。協調性のない人に仕事を依頼したいと考えるクライアントは少ないです。
フリーランスは基本的に雇用契約ではなく、業務委託によって仕事を行います。そのため、途中で契約を打ち切られることも普通にあり得るのです。クライアントと仲良くしろとまではいいませんが、最低でもビジネスライクな付き合いはしましょう。
10.クラウドソーシングやエージェントサービスを利用していない
現在は、フリーランスに嬉しいクラウドソーシングやエージェントサービスが数多くあります。そういったサービスを介して仕事を発注しているクライアントは多いので、利用しなければまともに仕事を見つけられない可能性が出てくるでしょう。
登録は基本どのサービスも無料なので、とりあえず登録はしておくべきです。特に1年目は不安定な生活が続くことが容易に想像できるので、複数のサービスを積極的に利用していきましょう。
失敗のリスクを予め予想し対策を立てておくことに損はない
フリーランスの生活に絶対の安心はありません。そのため、失敗のリスクを想定した上で対策を立てておくことは、フリーランスを目指す第一歩目といっても過言ではないでしょう。
失敗に対して予防線を張っておくことに損はないため、フリーランスとして働きだす前にあらゆる失敗を想定しておいてください。
フリーランス体験談
【体験談】(27歳/男性/フリーエンジニア)
フリーランスになると決めたとき、多くの人から反対されました。友人には「絶対に失敗する」とまでいわれたので、こちらも意地になってしまったことを憶えています。
最初は根拠のない罵倒だと思っていたんですが、冷静に考えてみると「自分は絶対に成功する」なんて自信がまったくないことに気づいたんです。だから私はフリーランス経験者にどんな失敗をしたか聞いて、できるだけ自分もそうならないように努力しました。失敗のリスクを予想することは、仕事をこなしていく上でとても役に立ったと思っています。
【体験談】(36歳/男性/フリーエンジニア)
会社員のうちに、独立のための準備はできるだけしておいた方が良いと思います。人脈・仕事の環境整備・情報収集や将来のキャリアビジョンなど。いざフリーランスになってからだとなかなか動くに動けないケースが多かったので、できる事はできる内に。
フリーランスとして成功する人が持っている共通の特徴6つ
フリーランスとして失敗しやすい人の特徴を挙げてきましたが、反対に、フリーランスとして順風満帆に成功する人にも共通の特徴が見られます。
成功者の特徴を参考にして、ぜひフリーランスとしての飛躍を目指してみましょう。
仕事と生活のバランスが保てている
フリーランスは仕事と生活の境界線が曖昧になりがちです。ついつい仕事に熱が入りすぎてプライベートの時間が少なくなってしまうこともあるでしょう。しかし、それは長い目で見ればストレスとなり、フリーランスとしての成功を遠ざけてしまいます。
仕事と生活のバランスを保つことは、フリーランス成功者が非常に重視しているポイントのひとつです。プライベートを疎かにせず、しっかりと楽しむことを忘れないようにしましょう。休息も仕事の内ですよ。
自己管理・健康管理ができている
フリーランスは病気やケガなどで仕事を休んでしまうとその間の給料はゼロです。そのため、健康管理と自己管理は何よりも大切な"仕事"となるでしょう。
フリーランス成功者は健康と自身の仕事のリズムの大切さをよく理解しているので、決して無理をしません。その心がけは結果的に安定した収入にもつながるため、フリーランスとして長く生活していけますよ。
キャリアビジョンを持っている
目の前の仕事に集中するのも大切ですが、フリーランスとして成功したいのであれば明確なキャリアビジョンを持つ必要があります。将来的に自分がやりたい仕事や生活の規模を決めておけば、必要となるスキルや環境の整備に早くから取り組むことができるでしょう。
ダラダラと仕事をしていても次のステップに上がることはできません。きちんと将来を見つめて自分が今挑戦すべき対象を考えるようにしましょう。
同業者が集まるコミュニティやセミナーに積極的に参加している
フリーランスにとって情報収集は大切な仕事です。最新のトレンドや業界のニュースを把握しておけば、より高い収益ややりがいのある仕事を見つけられるでしょう。
情報収集は、同業者のコミュニティやセミナーに参加するのがおすすめです。そういった集まりにはフリーランスとして成功を収めている人が大勢やってくるので、直接役に立つ話を聞けるでしょう。
周りにのまれずに「YES」と「NO」が言える
フリーランスには空気を読む力も必要とされます。しかし、周りにのまれて自分の意志に反する決断をしていては、仕事で失敗してしまうばかりです。
成功するフリーランスは自分でメリットとデメリットを考慮してから判断ができる人間です。自分にとって最適な解は「YES」なのか「NO」なのか、常に考え続けることを忘れないでくださいね。
関連記事:フリーランスに本当に向いてる人と向いてない人の特徴
エージェントと良好な関係が長期で築けている
フリーランスで活躍する人の多くは、エージェントサービスを使っています。新しい高単価案件を紹介してくれることはもちろん、案件に参画した後のサポートや、各種手続きのアドバイスまで、フリーランスとして働く人を全面的にサポートしてくれます。
ここで重要なのは「エージェントと良い関係を築けるか」です。
フリーランスを支援するエージェントサービスは意外にも多く、国内で数十社以上にのぼります。その中には、あまり案件数を持っていないエージェントもあれば、案件が決まったらそれっきり放置というエージェントも少なくありません。
腹を割って問題点や自分の理想を話せるエージェントと、長期で良好な関係を築くことも、フリーランスとして成功するための必要ノウハウと言えます。
失敗してからでは遅い!成功しているフリーランスの特徴を身につけよう
フリーランスになってからの失敗は、人生に直接関わるほど重大なものとなります。失敗する人の特徴を把握して、あらかじめ仕事との向き合い方や生活の方法を整えておくようにしましょう。では、この記事のポイントをまとめます。
また、成功している人の特徴をマネして、自分流に取り込んでいくのもおすすめです。その人がなぜ成功しているのかがわかれば、きっとあなたの将来にもプラスの影響を与えてくれるでしょう。
周りの成功事例を積極的に取り入れて、心身の健康を維持しながら働ける環境作りを目指しましょう。
不安な点はエージェントを使って解決
先ほども少し触れましたが、フリーランスとして成功するためには、エージェントをどう活用するかが鍵となります。
高単価な案件を継続的に獲得することは、成功の上で大きな要素となります。また、困ったことがあった時にすぐサポートしてくれるのも大きな強みです。
弊社サイト「フューチャリズム」が提供しているエージェントサービスは、おかげさまで3,000人以上のフリーランスで働く人に利用していただき、継続率98%という実績を持っています。
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