【Javascript求人の単価相場はどれくらい】フリーエンジニアなら知っておきたい案件の特徴と今後のニーズの動向

JavascriptはWebのフロントエンド開発になくてはならない言語のひとつであり、フリーランスエンジニアの方の多くが身につけているスキルではないでしょうか。学習難易度も低く、Webサービスを構築するその他の言語と合わせて使用されているメジャーな言語ですが、Javascriptといっても開発フレームワークなどは様々です。どんなフレームワークが使用されたものが多いのか、また、多くのフリーエンジニアが気になるであろうJavascript案件の単価相場を徹底調査しました。

Javascript求人の単価相場

Javascript求人の単価相場について比較してみたいと思います。一体、いくらくらいが単価相場となっているのでしょうか？
学習難易度が低いことから、一見単価も安いと思われがちですが、実は意外とそうでもありません。

相場は50～80万円

Javascript求人は高額から安価な案件まで幅広いようです。以下がその求人の一例です。

・【JavaScriptエンジニア募集】広告出稿用顧客側システムの改修：月額～650,000円
・【JavaScriptエンジニア募集】CtoC向け配送サービス提供サイトの開発：月額～700,000円
・【サイトアクセス解析要員募集】動画ポータルサイトのアクセス解析業務：月額～800,000円

※Futurizm：Javascript案件ページより紹介（募集終了の案件は削除されている場合があります）

実務経験年数別の単価相場目安

Javascriptを扱うエンジニアの経験年数によっても単価相場は異なります。特に、＋1年経験があるだけで単価が段違いに伸びることがあるのが大きな特徴です。

Javascript案件の経験年数別単価相場

1～2年：43万
2～3年：53万
3～5年：58万
5年以上：63万

JavaやPHPなどと比較すると、経験年数による単価相場は若干低い傾向にありますが、単価相場自体が広いため経験年数による差異はあまり当てはまらないところがあることを知っておきましょう。

Javascript案件の特徴

Javascriptの特徴は、やはりHTMLを装飾してWebのユーザインタフェースに多彩な表現や操作性を提供できるところにあります。

リッチなフロント開発案件が増加

Webサービスの入口であるホームページのデザインや操作性は、いかにユーザに閲覧させるかという点において非常に重要です。最近のホームページでは、JavascriptとJQueryのライブラリを使用してリッチなデザインを提供することが当たり前になっています。（※HTML5,CSS3で代替できる動作も出てきている）

例えば、JavascriptはWebサービスのイメージをビジュアルで表現するための画像のスライドショーや、ナビゲーションメニューの動作などの領域を大きく担っています。
このようにフロントエンド開発に特化した言語のイメージがありますが、サーバサイドの開発に特化したJavascriptのフレームワークやWebシステムのMVVMモデルを実装できるフレームワークなど、Javascriptの世界は多彩な広がりをみせています。

代表的なフレームワークとライブラリ

Javascriptで代表的な開発フレームワークやライブラリについて見ていきたいと思います。

Angular.JS

Angular.JSはフロントエンドフレームワークです。通常Javascriptで記述が必要なWebブラウザ内の処理をシンプルなコードでプログラミングできるライブラリが豊富にあり、人気のフレームワークとなっています。

vue.JS

MVVMというMVCの派生種を設計基盤として構築されたクライアントサイドJS(Javascript)フレームワークです。軽量AngularJS1.xとでも呼ぶべきフレームワーク(FW)となっています。JavascriptのフレームワークとしてはAnglar.JSとReactに次いで人気があるフレームワークです。

React.JS

UIを構築するためのライブラリで、フレームワークではなくMVCモデルでいうViewの部分を作成するコンポーネントを提供しています。VirtualDOMといったDOM操作のパフォーマンスを向上させる操作などを行えます。

Node.JS

イベント化された入出力を扱うUNIX系PF上のサーバサイドJavascriptライブラリです。Node.JSのイベント駆動型アプリケーションはI／O待ちをなくし、沢山の接続を可能とする利点があります。

【最新】Javascriptの今後の動向

JavascriptはMVVMモデル指向で造られたフレームワークやライブラリがあり、それぞれの利点を活かしながら選択していく必要があります。今後はどのようなフレームワークとして発展していくのでしょうか。

MVVMモデルが増加？

MVVMモデルという考え方は数年前からありますが、JavascriptのフレームワークでMVVMモデル指向のフレームワークとして「Anglar.js」「vue.js」などが人気があることから、Webサービス開発における基本的な開発プロセスとして根付いていると考えられ、それらを活用したWebサービス開発、特にフロントエンドの開発にはMVVMモデルは必須の考え方となってきています。

今後、より一層ニーズが高まる可能性がある

Javascriptによる人気のフレームワークを活用した開発は、Webサービスの表現を多彩にするHTML、CSS、Javascriptのフロントエンド開発における効率化を目的としたものが多く、これらのフレームワークを活用することで短期間で効率的にWebサービスを提供したいというニーズが高まっていくでしょう。

高単価の案件を獲得するためのポイント3つ

Javascript案件で高単価を獲得するために、次の3つのポイントを押さえておきましょう！

Node.JS、Angular.JS、React.JS等、フレームワークやライブラリ経験を積む

Javascriptのフレームワークやライブラリには様々なものがありますが、特に人気のあるフレームワークであるAngular.JS、vue.jsなどMVVMモデル指向で開発されたフレームワークや、MVVMモデルのViewの開発を効率化するReact.js、サーバサイドのイベント駆動型ライブラリであるNode.jsなどをスキルとして保有しておくことが高単価案件獲得に繋がります。