【Objective-C求人の単価相場はどれくらい】フリーエンジニアなら知っておきたい案件の特徴と今後のニーズの動向

iOSアプリの開発で用いられていることで有名なプログラミング言語・Objective-Cは、他の言語と比べても単価が高く設定されています。
関連するC言語・C++との違いや、同じiOS開発に用いられる言語として近年台頭している「Swift」が及ぼす影響などを考察しながら、Objective-Cの案件の特徴と今後の動向について見ていきましょう。

Objective-C求人の単価相場

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iOSで動作するアプリの開発は大変需要が高く、そこで用いられる言語・Objective-Cの案件の単価は高めに設定されています。実際の相場を見てみましょう。

相場は約70万円前後

日本人に大人気のiPhoneをはじめとした、iOSで動作するアプリの開発で用いられる言語・Objective-Cの案件ですが、アプリ開発自体の需要が大変高いことから、単価の相場も70万円前後と高くなっています。
PHP、Javaの単価相場が60万円前後であることを考えると、条件は比較的良い方ではないでしょうか。

実務経験年数別の単価相場目安

単価相場が高いObjective-Cですが、どの企業もより高品質アプリを開発すべくしのぎを削っている状況ですので、スキルが高く経験豊富なエンジニアが求められています。
そのため、実務経験年数により大きく単価が変わってきます。実務経験が1年未満の場合は単価が25~30万円程度からスタートし、1年経験を積むごとに相場は少しずつ上がっていきます。4~5年以上の経験があり、スキルの高さも評価されているObjectie-Cエンジニアの中には、80万円以上の案件を獲得している人も多いです。

Objective-C案件の特徴

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高単価の案件が多いObjective-Cですが、どのような言語なのでしょうか?名前からして関連していそうなC言語、C++との違いについても考察します。

iOSアプリ開発での需要がほとんど

Objective-Cは上述の通り、iOSアプリの開発で多く用いられるプログラミング言語です。かつてはNeXTというコンピュータ会社が開発した言語でしたが、iPhoneを生み出したAppleが買収したことにより、iOSの開発で用いられることがほとんどとなりました。Objective-Cがベースとなっているフレームワーク・Cocoaの登場により、利便性も高まっています。

CがベースとなっているがC++とは違う

そんなObjective-Cですが、語尾にCと付いているだけあり、C言語がベースとなっています。C言語と決定的に違うところは、オブジェクト指向を持っている点です。オブジェクト指向といえばCを改良して作られたC++も持ち合わせていますが、Objective-CとC++は全く異なる言語となっています。
C++がC言語を拡張してオブジェクト指向を持たせているのに対し、Objecive-Cは名前からも想像できる通り、C言語の形をとどめながら、Smalltalkという言語をもとにオブジェクト指向の機能も付け加えたものとなっています。そのため、Objective-Cでコードを書き進めるも少し実装がしにくい部分が出てきた時、代わりに一部をC言語で書くということが可能です。

【最新】Objective-Cの今後の動向

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需要が大変高いiOSアプリの開発に用いられ、C言語とドッキングさせて使える優れものの言語Objective-Cですが、Swiftの存在により若干雲行きが怪しい状況になっています。今後の動向について考えてみましょう。

Swiftの台頭によってObjective-Cからの転換が増えている

2014年、Apple社がMac・iOSでのアプリケーション開発用にSwiftという言語をリリースしました。軽量でモダンな開発が可能ということでその存在は瞬く間に広がり、現在多くのアプリ開発で使われるようになってきています。つまり、Objective-CからSwiftへの転換が徐々に進んでいるのです。
Swiftはリリースから約3年の間改良に改良を重ねられ、大幅な仕様変更もあったため移行作業が大変でした。しかし、2017年後半でのSwift4.0のリリースで完成形に近いといえるものができあがり、今後は安定した運用が可能になりそうなので、Objective-Cからの移行にますます拍車をかけるでしょう。

需要は引き続きあるが、廃止する流れ...?

iOSアプリの開発でSwiftへの移行が進んでいるということですが、Swiftの歴史はまだまだ浅く、メリット・デメリットの全貌も完全には見えていない段階なので、すぐに使い始めようとする企業ばかりではありません。そのため、Objective-Cの需要は引き続きあるといえます。
また、SwiftよりもObjective-Cの方がソースコードが読みやすく、途中から開発に参加する人にとって着手しやすいと感じるエンジニアも一定数いるので、Objective-Cは需要が減っても廃止されることは現状考えにくいです。

高単価の案件を獲得するためのポイント2つ

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需要が減っていくと予測されている中、Objective-Cエンジニアが高単価の案件を獲得し続けていくためには、どのような対策が必要なのか解説します。

今後の動向を意識して早めにSwiftをマスター

iOSアプリの開発をずっと続けていくということであれば、今後の動向を考えてSwiftをマスターするのが好条件の案件獲得のカギとなるでしょう。Objective-Cについても一定の需要がある限り高単価の案件は存在し続ける可能性は高いですが、両方の言語に明るい方が選択肢が広がります。
また、Objective-CからSwiftへの移行を検討する企業が増えている状況を考えると、各言語のメリット・デメリットを知っていればより良い提案を行え、重宝されるエンジニアになること間違いないです。

ビッグタイトルのアプリ開発や有名企業の案件を狙ってみる

ビッグタイトルのアプリのiOS版は一定年数以上の歴史があるものが多いため、ほとんどがObjective-Cを用いて制作されています。こうしたアプリの開発の単価はもちろん高いです。
そして、有名企業が開発するアプリはObjective-Cの特性やフレームワークを上手く活かし多機能で完成されたものが多く、すぐにSwiftへの移行を検討しない場合も多いです。そういったアプリの改修・機能追加なども高単価の案件が多いですので、腕に覚えのある方は是非チャレンジしてみましょう。

今後の動向には目が離せない

Objective-Cエンジニアは、iOSアプリ開発の需要が高いことから、全体的に高単価となっています。しかし、Apple社が開発したSwiftの台頭により、今後も安泰といえる状況ではなくなることが予想されています。
Swift・Objective-Cの両方を操れるようスキルアップしたり、古くからObjective-Cで開発されている有名アプリの改修案件を狙ったりすることで、今後も高単価の案件を獲得していきましょう。

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