40代50代のエンジニアにとって、COBOLはIT業界への登竜門だった人も多いでしょう。
金融業界に限らず、流通業、製造業でもCOBOLでシステム開発をしていた時代がありました。
Web全盛の今、COBOLを知るエンジニアは絶滅危惧種となりつつあります。
それでも、COBOL案件はまだ存在します。
COBOLでもうひと仕事したい方のために、その単価や特徴をご紹介します。
COBOL案件の単価相場
令和に元号が変わった今、COBOL案件の単価相場はどれくらいなのでしょう?
案件としては、COBOLで作られた旧システムから新システムへの移行や稼働中システムの一部改修がほとんどです。
しかし、中には新規開発案件もあります。
相場は○○万円
システムの移行か改修か、あるいは新規開発案件か。
案件内容によってエンジニアの月額単価が異なるのはCOBOLも同様です。
現在では、COBOLエンジニアの月額単価は50~60万円程度が相場とされています。
実務経験年数別の単価相場目安
COBOLエンジニアの年齢層は40代後半から50代。なかには60代のフリーエンジニアの方もおられるでしょう。
経験年数だけで言えば、20年、30年は当たり前です。
単価の多寡を左右するのは、実務経験年数より、リーダー経験やプロジェクトマネージメント能力の有無といったスキル面が単価を引き上げる要因になります。
フリーランスエンジニアにおすすめの高単価案件ランキング
- レコメンドエンジンの改善、開発など
- 特許管理システム改修案件など
- オンライン試験システム開発支援など
- 学習管理システム開発案件など
- 不動産業関連Webアプリケーション新規機能開発など
COBOLの特徴
ここでCOBOLを知らない若いエンジニアのためにCOBOLの特徴をご紹介します。
COBOLは1959年に主に事務処理用に開発されたプログラミング言語です。
ちなみにCOBOLは「Common Business Oriented Language」の略称でもあります。
最近では、「これはCOBOLで書かれた特殊なプログラムなので高齢者しか読めず」と話題になりました。
西暦2000年を迎えた時にも「2000年問題」として取り上げられました。
自然言語に近いプログラミング言語
COBOLの特徴のひとつに、自然言語に近い点が挙げられます。
つまり、人間が使う言語(英語)に近いのでプログラミング初心者でもCOBOLのソースコードをある程度理解する事が出来るのです。
例えば、“READ A-FILE”という記述は「A-FILEを読みなさい」という命令になります。
ソースコードが冗長になりがち
COBOLは手続き型言語で、さらに4つの部分(DIVISIONという)から成り立ち、さらに各DIVISIONはいくつかの節や段落に分けられています。
4つのDIVISIONは、見出し部(IDENTIFICATION DIVISION)、環境定義部(ENVIRONMENT DIVISION)、データ定義部(DATA DIVISION)、そしてプログラム本文である手続き部(PROCEDURE DIVISION)となっているのです。
これがCOBOLは冗長性が高いと言われる理由なのです。
COBOLのメリット(120)
冗長というデメリットばかりではありません。
1960年代から実用化されたCOBOLには、演算誤差や小数点処理などの点で数字に正確であるというメリットがあります。
そのため、銀行をはじめとした金融・証券・保険系業界と親和性が高く21世紀の現代でも稼働しているシステムもあるのです。
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【最新】COBOLの今後の動向
大型汎用機、メインフレーム上で稼働しているCOBOLシステムですが、若いエンジニアにはメインフレームすら知らない世代もいる事でしょう。
以前、団塊世代が定年を迎える「2007年問題」でもCOBOLの将来が懸念されました。
今後、COBOLは消滅するプログラミング言語なのでしょうか。
リプレイスされるハード
COBOLが稼働している大型汎用機、メインフレームはランニングコストの高さが欠点です。
通常、月単位のリースで百万円単位、大型になると数千万、数億円のコストが毎月必要です。
大きさも1tを超えるものも珍しくなく、設置場所を選びます。
こうした理中によって小型かつ安価なサーバーにリプレイスされているのです。
リプレイスに必要なスキル
COBOLシステムが稼働しているメインフレームから別言語でサーバーにシステムリプレイスする時に必須なスキルがあります。
それは、COBOLのソースコードを読むスキルです。
長い年月稼働してきたCOBOLシステムは改修を重ね、仕様書と乖離しているケースが多いのです。場合によっては、仕様書すら存在しないケースもあります。
そうしたシステムのリプレイスにはCOBOLを読めるエンジニアが求められます。
COBOLエンジニアが高単価の案件を獲得するためのポイント3つ
冗長でランニングコストも高く、そもそもCOBOLを知るエンジニアが少ない。
そんなCOBOL案件ですが、高単価を獲得出来るツボがあります。
では、COBOL案件を高額単価で受注できるポイントをご紹介しましょう。
ソースコードを理解するスキル
長年稼働してきたCOBOLシステムには、ソースコードと仕様書に乖離がありがちなのは先述のとおりです。
稼働から相当年数を経過したシステムでは、「ソースコードが一番正しい」と認識してCOBOLのソースコードを読み解くスキルを身に付けましょう。
ドキュメント作成スキル
ソースコードと仕様書の乖離、仕様書すら存在しないCOBOLの世界です。
そこではシステムリプレイスに際して、最新のソースコードから正しいドキュメントを作成する必要があります。
プログラミングスキルだけでなく、読みやすく正確なドキュメント作成スキルも求められます。
マネージメントスキル
COBOLで記述されたプログラムには、小さなもので1本が数十行(ステップ)のものから数千行まで大小様々な規模のプログラムがあります。
システム全体で数百、数千本単位のシステムも珍しくありません。
こうした大規模なCOBOLシステムのリプレイスにはやはり大勢のエンジニアが必要です。
しかし、若い世代はCOBOLを知りません。
そこでマネージメントスキルが問われるのです。
自身の知見をメンバーに共有し、チーム全体の生産性を高めるマネージャーが求められます。
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【まとめ】COBOLエンジニアの単価は
一般的なCOBOLエンジニアの単価は月額にしては50~60万円程度と若干の幅があります。
その幅の理由こそ、高単価の案件を獲得するためのポイント3つ、すなわち、ソースコードを読み解くスキル、ドキュメント作成スキル、マネージメントスキルなのです。
エンジニアが案件にエントリーする際には職務経歴書が必須です。
この職務経歴書にCOBOL経験年数の他に、リーダー(マネージャー)経験有無、設計・製造工程だけでなく運用マニュアル作成経験ありなどと書き加えられれば、より高単価で案件に就く事ができるでしょう。
案件情報の単価欄に「スキル見合い」とあるのは、そうした高単価になるポイントをおさえたエンジニアが求められているからなのです。
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